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「きゃぁぁぁ！ 盗撮犯よ！！」
「えぇ！？ ち、違っ、俺のじゃ」
「この、変態が！」
「捕まえろ！！」
こうして、俺は周りの男気溢れる男性陣に羽交い絞めにされ、鉄道警察に突き出された。
けれど、そのペンと俺のスマホが連動してないことが証明され、すぐに冤罪だと判明。が、そこまでの一部始終をスマホで撮影してた奴がいて、そんな動画がバズるのが現代。さらにはそれを会社の上司が見ていた、なんて運命のいたずらなんて言葉では済まされない。
「困るんだよね、こんな問題起こされちゃ」
「い、いえ、俺がやったわけじゃ……」
「冤罪なのは警察から聞いたけどね、そういう雰囲気を醸し出してたんじゃないの？ そもそも疑われような行動をしてたから──」
俺は会社を辞めた。
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