前提

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 「毒親」とは 毒と比喩(ひゆ)されるような悪影響を子どもに及ぼす親のことを指します。 スーザン・フォワード氏の書籍「毒になる親」が由来とされています。  「毒親」という言葉は世に浸透すれど、毒親育ちが友人知人に「実は親が毒親で・・・」と話す機会は少ないです。 高い確率で「親をそんな風に言ってはいけない」や「あなたを産んで育ててくれたんだから、感謝こそすれど恨み節を言うもんじゃない」といった言葉が返ってきて理解されないからです。 そういったことを回避しつつ、毒親話を吐き出して自分自身の解毒作業になればと筆を執るに至りました。 あくまでも本作は「私が」受けてきた毒の清算になります。 とても主観的で、私がどう感じたか・考えたかに重きを置いています。客観的にはそれほど毒ではないことでも、毒として判断しているケースもあるでしょう。 そういったケースでは「その捉え方は間違ってる!」より「この人はそう判断してしまう心理状態にあったかもしれない」と考えていただければ幸いです。 もちろん、私の毒親よりもっと酷い毒親をもつ毒親育ちの方もいるとは思います。 本作を通して、他の毒親育ちの方たちと共感できればと思います。  本作の性質上、気持ちの良い読書とは程遠い読書になる可能性が高いです。 【作品説明・あらすじ】にも記載しましたが、毒親育ちの方もそうでない方も、読んでいく上で気分が落ち込んだりするようなことがある場合は、一旦読むのを中止するようにしてください。 そのような事態がなるべく起こらないように、言葉のチョイスなど執筆には慎重に慎重を重ねる所存です。万が一、そのような事態が起こっても責任を負いかねますこと予めご了承ください。  黄色いカーネーション 【日本の花言葉】 軽蔑(けいべつ) 【西洋の花言葉】 You have disappointed me           (あなたには失望しました)          rejection (拒絶、拒否)          disdain (軽蔑)
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