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忘れられない告白
私の青春を語るには、彼女無しでは語れない。
其れ程彼女とは共有する時間が多かった。
私達は、中・高と同じだったから自然と一緒に居る時間が長くなった。
彼女の容姿は肩までの癖のない黒髪、切れ長で黒目がちの瞳が印象的な和風美人だ。
私はと言うと生まれつきの栗色の髪の毛。色素が少ないため薄茶の瞳なので、黒目がちな瞳の琴音とは対照的だ。
見た目は余りにも違う私達だった。
彼女は控えめな性格で、私と彼女の意見が異なった時は何時も彼女が私を尊重してくれて、私の意見に同調してくれたから、私達は一緒に居る時間が多かったにも関わらず、喧嘩らしい喧嘩もしないで今まで来たんだ。
今思えば私の意見を大切にしてくれてたかどうかは今でも分からない。
二人の関係はずっとこのまま変わらないのかなぁとぼんやり思っていた。
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