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ある日、ホテルの休憩室で食事を
食べていると同期の赤澤が話しかけてきた。
「なぁお前って好きな
動画クリエイターっているの?」
なんとも急な質問だ。
「たまに動画は見たりするけどこの人が
1番とかは無いね。」
つまらない返答をすれば去っていくと
思ったが赤澤は懲りずに
自分のおすすめ動画を私に話し
「お気に入りの動画あったら共有しよう」
と言ってきた。
「わかった。色々探してみるね。」
どうでもいい会話だと思い
適当な返事を返す。
この日、この会話をしなければ
私のつまらぬ無機質な人生を続けることが
できたのに。
激情に駆られる思いをしなくて済んだのに。
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