第一章

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第一章

最近のゲームはゲームアプリからハードを使ったゲーム、そしてまだメジャーの域まで達していないがボードゲームというものまであり、非常に幅広い。 古のゲームである、麻雀、花札、トランプ、将棋などもあり、人間の遊び好きは今も昔もあまり変わらないのだろう。 私も妻とよく寝る前の時間を使ってゲームアプリやボードゲームで対戦する事がある。 私は絶望的に弱い。 弱い。 説明不要と言うくらいに弱い。 どのジャンルにおいても三歳児レベルだ。 息子が小学生低学年の時に覚えたての将棋で私に挑んできた事があるのだが、一時間ねばることも出来ずに息子に惨敗するというレベルだ。 そんな妻どころか息子にまでゲームで叩きのめされる私。 「将棋覚えたての小学生に数分で負ける奴ってどんな奴だよ」と興味が湧いてきたのではないだろうか。 勝利とは敗北を知っている者が味わえる至高の美酒である。 本当は自分で敗北を経験して学んでいくものだと私は考えているが、皆様に提供しようじゃないか。 私の敗北を 我が敗北を知り 諸君は勝利へと駆け上がる ではより本作を楽しんでいただく為に、もう少し私の事について触れていこう。
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