月詠様の巫覡

2011年12月10日──卯年の皆既月蝕。生贄を捧げなければこの村は、

ななせハチミツ

14分 (8,000文字)
妄想コンテスト「静けさの中で」応募作品。

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あらすじ

山あいの小さな村で、男の巫覡・覡子(みこ)として社で一人暮らす少年ハルチカ。彼の使命は、村の守神である月詠(ツクヨミ)様の神託を受けること。卯年の皆既月蝕に捧げるべき生贄の人数を、ハルチカが告げない理

感想・レビュー 1

最後まで目が離せない展開!

短い中に書き込まれたそれぞれの思惑や秘密。その土地での習わしや言い伝えってどこか踏み込めないとこがあるけれど月詠様の存在が村を左右するものであるのを強く感じました。孤独な日々、制限された生活でしたがそ
ネタバレあり
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