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蓮也の手をパチンと叩く
「ケチ」
「だから?」
「せっかく慰めてあげようと思ったのに」
「いらない!」
「そこまで根を詰めて考えなくても・・・」
「だってムカツクんだもの」
「じゃあさ、発想の転換をしてみたら?」
「それ意味不明なんだけど」
「爺も親父もこういう所って経営者だから無頓着なんだよね。そして役職者はそんな経営者に頭が上がらないから下を押さえつける行動しかとらない。だから瑠香が経営者側になったときは従業員の気持が理解できるから上手く立ち回ることがきっとできるはず」
今、足下ばかり見ている私なのにそんな事を言われても・・・想像がつかないよ。とは思ったけど、反応はできず。だって目の前の事で頭がいっぱいなのよ。里平のできそこないが。目先しか見れない私が経営者?笑うしか無い。だって棚からぼた餅でありえない話なのだから
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