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そうして放課後を迎え、ボンジョルーノに言われたとおり、ボンジョルーノの部屋……すなわち理科準備室に出向くと、
『私は出張でいないけど、明日までにこの部屋をピッカピカに掃除しておくように!』
「………、」
そんなメモ書きがドアに貼ってあって、理不尽なボンジョルーノのお陰で、完全に現実に戻れた気がした。
この際だ、部屋の掃除をしながら、頭の中も整理しよう。
そう心に決めて、ドアを開ける、と。
「───、」
惨劇すぎる光景に、キスだの恋だの言ってる場合ではなくなった。
どうやったら、こんな汚部屋になるんだってレベルの散乱っぷり。
どこから手をつけていいのか分からない。
それにこれまた勝手なイメージだけど、こだわりのある人、たとえば教授とか、学者とか、そういう人たちってこの煩雑な状態でも、どこに本が置いてあるとか記憶してて、少しでも動かすと嫌がる……とかあるんじゃないの?
「……、」
と、一瞬思ったが、そんなこと言っているとほんとに明日になってしまいそうので、私は心をロボットに切り替えて、とにかく片っ端から片付けることに決めた。
黙々と、淡々と、片付けをしている……と。
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