矢口冬彦の13

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「…はい?」 あの時もそうだ。 隣りに座る許可を求めた時も彼は口元を優しく緩ませていた。 疲れてしまった俺には愛想の良すぎるその態度が少しだけほんの少しだけだが、 「お名前、教えていただいてもよろしいですか?」 センチメタルな気分にさせる。 、
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