列車の旅・奇談 ~ぐるぐる~

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 ヒサシは困りながら、老女店主に、 「彼女に、また会えますかね‥‥?」  すると店主は、 『それは、あなた次第。そんなことより次の列車が来る頃』  ヒサシは店主に礼を言うと、駅へ急いだ。  彼は駅へ向かいながら……また彼女と再開したい。もし再開したら絶対に恋人(もの)にするぞ!‥‥と想いながら、ホームに入っていった。  すると十人ほどの客がいたが、彼女の姿は無かった。  まもなく列車が到着したので、ヒサシも乗り込んだ。  列車は、静かに動き出し、駅を後にした。  ――最初に戻ります――
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