第三章 小さなネズミと白い狼

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第三章 小さなネズミと白い狼

ルシアンこと栗林未来は、エルージュという町で異世界の知恵を働かせ、商売を始めた。 月一回のカリーの日を楽しみにしている人は多く、その日も大盛況のうちに終わった。 ただ、急激な香辛料の値上げに、この国の第二皇子はその真相を調べようと王都へと向かった。だがその途中で出会ったのは王都にいるはずの第一皇子とその家族。 雨の中を逃げて来た彼らの話を聞き、ルシアンは、王族がまたしても戦争を起こそうとしていることに気が付き、単身王都へ向かおうとしていた。 だがそこには仲間がいて、道中、いろんな人と出会いながら王都で何が起きているのかを知ったルシアンたち。 カルク村での一件がすみ、やっと王都へ向かう一行。だがそこで待っていたのは、メルクから嫁いできた王妃だけではなく、ル・ラータを落とし込むために何かが動いていたのです。
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