キラー・イズ・ジモン

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 その時、私は疾走する、東京行の新幹線に乗っていた。  関西で、ある殺人事件の捜査を警察とのタイアップで行い、見事に解決しての帰りだった。  その車内で、殺人事件が起きてしまったのだ。  私は、その時、気分よく駅弁を食べ終え、仮眠しようとしていた。  その後方から突然、キャー! という悲鳴がしたのだ。  いつもの私なら、習性として駆けつけようとするのだが、一件落着させた後だし、新幹線の車内ということで、無視しようとした。  すると‥‥
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