第2話「遂に激突!三英傑VS武田軍!」

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信長「見えたぞ。勝、猿、竹千代。甲斐の虎と赤備えの鎧武者じゃ。」 秀吉「やれやれ、相変わらずおっかない連中だぜ!全く武田の赤備えと聞いてビビらないのは竹千代様と信長様だけだぜ。」 家康「何を言っている、秀吉。俺だってビビっているがもっともビビっているのは信長様の背にいる勝君であろうに。」 勝「す、すごい!これが本物の武田の赤備え!カッコいい!カッコ良すぎますよ、信長様!」 信長「ハーハッハッハ!勝よ、あの数の鎧武者を見ても物怖じせんとは、さすがは余が見込んだ男よ!アーハッハッハッハ!」 秀吉「嘘じゃろ。勝は一体どんな修羅場を潜り抜けてきたんじゃ。」 家康「本当にいるんだな。信長様の意思を継ごうとここまで物怖じしない若者が!」 勝は何故か武田の赤備えと本物の武田信玄を見ても恐れおののくと言うより感動と興奮が勝っていたのだった。何故なら歴史の教科書や漫画、伝記でしか見たことのないあの武田信玄が目の前にいる光景に勝は興奮していたのだった。そして、その行動は信長にとっては自分と同じ物怖じしない性格であると思われるのだった。そんな中、武田信玄が大きな声で信長達に呼び掛けたのだった。 信玄「信長、秀吉、家康!貴様ら三人で我ら武田の赤備えとこの甲斐の虎を打ち破るとでも言うのか!」 信長「当たり前じゃ!貴様らたった3000人ごとき我ら三人で充分よ!」 信玄「ほう。潔いな!信長よ!だが、貴様が後ろに抱えている童は何じゃ!」 信長「安心せい!余の弟じゃ!戦場を見せるために連れてきたゆえ貴様らには指一本たりとも触れさせん!」 信玄「なるほど!なら、貴様の弱点はその背中というわけだな。」 秀吉「俺らだってこの子を守りながら戦えるわ!」 家康「我ら三人の実力、見くびるなよ!信玄!」 信玄「良かろう。なら、かかってこい!」 そして、遂に武田軍と勝を乗せた戦国三英傑との一大決戦の幕が上がるのだった。
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