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20年前「米国」ケンタッキー州」エリックの故郷」
エリック「おふくろ…紹介したい人がいるんだ」
母親「なぁーにぃ?どうしたの?エリック?」
エリック「こいつはフェリックス…俺のフィアンセだ」
エリック「ちょっと部屋を使わせて貰うよ」
母親「えっええ(汗)」
数十分後…
自宅のキッチンの中
エリック「母さんそこをどいてくれ」
母親「いいえどかないわ!!?」
母親「あなた?わかってるの?彼は男なのよ?」
エリック「それがなんだって言うんだ!!?」
エリック「俺が誰を好きになろうと俺の勝手だろ?」
母親「全然勝手じゃないわ!!?」
母親「あなたからも何か言ってやったらどう?」
父親「エリック!!?母さんの言う通りだ!?」
父親「今すぐ彼と手を切りなさい」
エリック「馬鹿な事言うなよ!!?」
エリック「フェリックスが男だからか!?あぁ?」
エリック「フェリックスが男だから認めてくれないのか?」
父親「そうだ!!?とにかくこの話は終わりだ帰らせなさい」
エリック「初めての恋人ができたら祝ってくれるって言ってたじゃないか!!?あれは噓だったのか?」
ドンッ♪♪♪♪♪♪♪
エリック「もういいそこをどいてくれ!!?」
母親「エリック待ちなさい!!?」
数十分後…人が寄り付かない路地裏
エリック「くっううふぅ(泣)何で何でなんだ?」
フェリックス「エリック…世間はどーせ誰も俺たちを認めてくれない」
エリック「母さんなら父さんなら認めてくれると思ってたのに…」
エリック「どうして!?」
フェリックス「エリック!!?落ち着け祝勝会なら2人だけでやればいい」そう言うと…フェリックスは優しくエリックの唇を奪い始める。
エリック「んぅ…」
じゅるっ♪♪♪♪っっ
2人はその後…お互いの両親に切り離され…エリックたちはNYへ引っ越す事になった。まだ10代の少年だったエリックに両親に抗う力はなく…彼が一人暮らしを始めるまでは…こんな日々がずっと続いた。だからエリックの両親は初めて彼がボーイフレンドではなくガールフレンドを連れて来た時…顔が崩れるぐらいに喜んだ。
だがそれは…エリックが選んだ苦渋の決断であり…彼の人生に大きな闇を残す結果となってしまったのである。
エリックは車の中でその事を思い出しながら…2本目のタバコに火を付けてフゥー…と息を吐いた。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
END
辛い過去を思い出したエリックは1人思い出に老け込んで…物憂げな表情をしていた。そうしてる間にも車はナッシュが経営する探偵社に停車し…スコットとNOAHに関する大まかな情報が語られ始める。次週「スコット・オブ・ライアン」「第3話へ続く」
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