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さすらいの民は隷属していた地から脱し、聖なる地を目指して旅を続けていた。
神はさすらいの民に試練をお与えになったのであろうか。
荒野に至った民は、飢えと乾きに苦しみ、もう一歩も歩けなくなった。
さすらいの民は祈った。
「神よ、我々にパンを与えたまえ!」
祈りは神に届いた。
天からパンが降ってきた。
さすらいの民は大喜び。
皆、貪るように食した。
それは白く、甘いパンであった。
民の飢えは癒やされた。
さすらいの民は、食べ物に困らなくなった。
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