近づく恐怖

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近づく恐怖

写真だよね、今はデジタルだから アルバムなんてないんだけど… あるのは、卒業アルバムかな たしか この奥の箱にしまっていたような そういえば、私の卒業のあとから DVDフォトアルバムに変わってたよね。 アルバムはこれなのかな? それで何を探せばいいの なぜストーカーの言う通りに しているのだろう。 わぁ、懐かしいね 6年?7年前かな バトミントン部も写っている わたしも、圭子もみんな変わって るんだろうね•• 竹下くんはバスケットボール部だって 言ってたよね みんな大人になったから 誰が竹下くんだか全然わかんない。 何組だったんだろうか? クラス写真を探した いたいた、竹下浩司くん…?その時の写真と 今と全然顔が変わっていた。 別の竹下くんなのかな? けど、他に竹下くんは居ないし そういえば下の名前聞いてなかった。 今度聞いてみよう なぜ、あいつは『アルバムを探せと』 それと、『数字の意味を調べろ』 とも言っていた•• 遺体に殺人鬼が残した数字の意味? やっぱり このストーカーが 連続殺人の犯人なのか? 6•5•4 この前が3だから やっぱりカウントダウン? 秒読みじゃないのかな… ただそれじゃ誰もが気づく事だし 調べろという事はもっと意味があるの? 切り裂きあとの位置も謎なのに 数字がそんなに単純なのかな… 同じ小学校が3人 中学校が1人 もう一度書き込みを見てみた 被害者の1人目から3人目が 同じ小学校なんだ 4人目は違う学校••• 6•5•4••••3?? もしかしたら学年かな? 1人目の人は6年生の時になにか あったの? 2人目は5年生 3人目が4年生 犯人は同じ学校でその時に 何か被害者と関係があったんじゃないかしら 非通知で電話があった また、竹下くんが間違ったのかな 「もしもし」 『アルバムから探せましたか?』 ストーカーだ! しまった、出てしまった•• 何を探すの? 『身近な奴ですよ、居ましたか?』 「身近な人?」 何を言っているのかわからない 『数字は?わかりましたか』 「学年なの?」 『よくわかりましたね』 『つぎは切り裂かれた位置ですが』 『この謎解きは難しいと思います  僕も想像でしかわからないです』 「そんな事いって  あなたが犯人じゃないの?」 「捜査の撹乱してるだけじゃないの」 『僕はあなたを追いかけているだけ  そして守ってもいます』 なんでもあなたの事は知っていますから 『あなたも警察も油断するから  気をつけた方がいいですよ』 学年の事は警察に言ってみた。 警察はその時に同じ学年だった 同級生を捜査し始めた。 当時の同級生を片っ端から 聞き込みして何かなかったか? 当時いじめとかもなかったのか? ただ、沢山の卒業生や かなり前の事なのでなかなか 進展しなかった。 そんな時4人目の3は 小学生3年か 中学生3年か と警察は考えていた。 ただ小学校は 前の3人とは違っていたので 中学校に絞って捜査していた。 3人の被害者の卒業した学校で 4人目の被害者の中学校に進学した者を 捜査対象にしていた。 これらは極秘裏に行われていた。 そんな時また 5人目の殺人がおきてしまった。 同じ手口の絞殺 警察はまだ、凶器については 触れてはいない 謎の切り裂きによる数字は 『2』身体の場所は左脚 いつまで続くのだろうか? 謎のストーカーが犯人なの? 最後は私なのだろうか••• 恐怖が現実になろうとしてるのか?
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