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……必死に、、、、抑えてたんだ。
「ニブいんだよ……」
彼の驚く表情が見える。
息を吸って、胸を張る。
言葉を、想いを届けたいから。
光り花咲く。音が重なる。それでも、それでも、
「私も!」
今伝えなきゃ、響かせなきゃ、
きっと、絶対に、変わらないから!
私の精一杯でも、必死の声でも、
花火は無慈悲にかき消したのかもしれない。
それでも、私の姿は、表情は、
花火に照らされ、見えているから。
だから、
届いたって、信じたいんだ。
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