泡沫の刻

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* 「カミーユ!ぐずぐずするんじゃねぇ! 船が出るまでに積み込まなきゃならないんだ! 急げ!」 「は、はいっ!」 気を抜くと、足元からくずおれてしまいそうな重い荷物を背負い、僕はそれを命懸けで運んだ。 「カミーユ、しっかりしろ! 親方がやっと許して下さったんだからな。」 「は、はい、わかってます! 僕、今度こそ本気で頑張ります!」
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