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『し、死神!』
にゅー、と巨大な鬼の毛むくじゃらの手首が空中から伸びてくる。
あたしは、瞬時にハートのチャクラの手を第3のチャクラから外し、気の放出を遮断した。
その瞬間、幽玉は輝きを失う。
スパッと切断された鬼の毛むくじゃらの前腕が地面に落ちた。
『あっ消えてゆく』
ほんの数秒の間に、何事も無かったように痕跡さえも消えた。
『総長、見たでしょう。あの巨大な腕から、打ち下ろされる大鎌の威力は考えただけでも恐ろしい』
リカはブルッと震えた。
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