猿飛佐助

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猿飛佐助

僕は、華子の言ってること、わからないが、突然 娘が現れたことに感謝したい。 華子の話しは、要するに、24 年前に行って、母と会って、事故を回避させたい 、ただ、戻って来れるのは、一人だけなので、母を戻したい。私は、残って 生活してる。24 年後、パパのアパートに 来る、たぶん、母は、このアパートにいると思う。 まったく、理解出来ないが、華子の思うようにさせてみたい。 二日後 当日が、やって来た。行くのも、一人だけなので 私は、入口まで、ただ、10 分 で、ユミちゃんは、戻って来ると。 過去の時間と、現在の時間は、違うようである。 24 年前の 入口は、家の近く、名越切通し にあった。アインシュタインも、1955 年に亡くなって、その後、ここから帰ってきたようだ。 階段を上がって、草むらに覆われた 丘のような所を歩いて行くと、華子 は、振り返って、パパは、ここまで。 行って来る、すぐだから、ちゃんと ここにいて、といい小さなトンネル のとこに、入って行った。 ユミちゃん あっという間に現れた。 僕は、驚いた。 彼女は、にこにこして、華子と良く 似てた、24 年前から、すっと来たので 24 歳でした。ユミちゃんは、 二日くらい、華子といた、すごく、喜んでいた、私も嬉しくて嬉しくて、たぶん アパートに、華子いると思う。この、24 年、一人で生きてきた。 アパートに、帰らないと 僕は、24 年振りに、ユミちゃんと歩いた。何にも変わらない。調子、どう? おなか空いた、さるちゃん、カレー 作ってと、 いいよ、いいよ、メンチ買って、メンチ カレーにしよう アパートに、戻って 自分の部屋を開けると、華子は、座って コーヒーを飲んでた。ユミちゃんの姿を見ると、ママ おかえりー 大変じゃなかった? 大変は、華ちゃんでしょ ずっと、一人だもの 私だけ、年老いて、二人 若いという 変な感じだけど、信じられない結末 を迎えた。 猿飛佐助 は、戦国時代から 来てる ことは、本人知らない。 了
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