エイミー

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カーテンを閉め切った部屋の一角で電子モニターの前に座る少年。同年代の子供に比べ色素の薄い彼の小さな手には何かの取説の様な冊子が開かれていた。 「えっと……おはよう、エイミー?」 『おはようからお休みまで・この度はアストテック製学習補助AIプログラム型式名称EIMY(エイミー)をご利用頂きありがとうございます』 スピーカーから聞こえてきたのは無機質な女性の合成音声。 『それでは初回ユーザー登録を行います・私の質問に答えて下さい・尚・お答え頂いた個人情報は当プログラム以外には利用致しません』 ユーザーネーム、性別、年齢、得意科目、苦手科目、その他諸々の質問にたどたどしい口調で答えていく少年。 『――――以上で・初回ユーザー登録は完了です・ショウ様・今後価値ある学習時間を提供する事を約束します』 「よ、よろしくね。エイミー」 『はい・よろしくお願いします・ショウ様』 あどけない少年と無機質な機械音声が言葉を交わす。 エイミー使用日数・1日目
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