それでも笑うんだよ

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悲しいことはつきないね 傷ついた想いばかりが いつまでも心にいて ぐさっときたことは 無理矢理に棘を刃を ぬかないでいいんだよ いつか溶けてみえなくなるから いまはそう思えなくても 振り返ればあのときの 痛みやなんかは ちょっと忘れちゃってる いまが 一番つらい そりゃそうだよ 「いま」なんだから それでも明日は 明後日には 笑える未来はあるのに 膝をかかえて ひとりで、声をころして 泣くのは今日だけにしよう 明日には 笑顔という仮面が必要 また仮面ははずせばいいから 乗り越えた痛みと  「いま」かんじる痛みは それは、いまが勝る 打開策もなくて 暗中模索で まわりがしんじられなくて それでも笑うんだよ 笑顔には優しい力がある 傷つかないでとはいえない わたしも簡単に傷ついて 本意も確認できもしないまま 時折溢れ出す感情に  身をゆだねる 子どもみたいになくんだよな うわーんって。 声をおしころしても苦しくて 泣きじゃくることを選んだら ちょっとすっきりしたりする 自分の感情くらい ご機嫌具合ぐらいは 調節して生きていたい あなたの、指先にふれられない  それでも、一回でも 勇気を出した 手をとってくれたなら それだけで日常の彩りがかわる 変わりすぎたらこわい? わからないな あなたには いつまでも笑う姿を 思い出してほしいから 明日かもわからない時間の おわりまで あなたのそばで屈託なく 傷みはひっこぬかなくていい それ以上の優しさや いとおしく想えるに つつまれていくか 生きてる それが、尊くて 自分よりも才能あるからと その席を外れちゃう   離れた以上は簡単に 戻れないように 手離したものは かえってはこない それでも取りに行くのか それを「失敗」と思わずに 新しい世界を見渡すかは ひとそれぞれ 記憶は美化されて 傷つき体験ばかりが 際立つようだけど 本当はかわってないのかも。 良かった記憶は色鮮やかに 懐かしむ心に響き渡る どうやったら元に戻れるなんて 「元に」は、もどれない だけど新しくスタートはできる その日に心から 笑えるように たくさんの傷みはケアをして どんな自分になりたいか どんな自分で毎日いたいが きっと大切で もちろんうまくはいかない だけれども 笑えたことも見渡せば あったはす 借り物の仮面の笑顔でもいい ちゃんとはずしたくなる あなたの内面が綺麗ならば 人間らしい感受性があれば 今さらだって もう気持ちはかわらないかな がんばりやの不器用さんへ
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