134人が本棚に入れています
本棚に追加
/216ページ
「あー、俺も思い出した。お前のわがままに付き合わされた時のやつだ。あの日は最悪だったなー。朝からずっと雨だったしな」
「あの時期は比較的雨が多いんだ。朝から晩まで降ってても仕方ない」
「別に俺は雨には怒ってないよ。お前のわがままなとこに怒ってんの」
「嫌いじゃないだろ?振り回されるのも」
「誰が。まっぴらごめんだね」
そんな言い合いをしながら、二人はそのファイルに載っている“ある殺人事件”のことについて、思い出していく______。
最初のコメントを投稿しよう!