追憶

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「あー、俺も思い出した。お前のわがままに付き合わされた時のやつだ。あの日は最悪だったなー。朝からずっと雨だったしな」 「あの時期は比較的雨が多いんだ。朝から晩まで降ってても仕方ない」 「別に俺は雨には怒ってないよ。お前のわがままなとこに怒ってんの」 「嫌いじゃないだろ?振り回されるのも」 「誰が。まっぴらごめんだね」 そんな言い合いをしながら、二人はそのファイルに載っている“ある殺人事件”のことについて、思い出していく______。
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