第1話 赴任へ

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平土野港に着岸したフェリー。ターミナルは無いため、港に階段で降りていく。 降りていく途中、 「歓迎!山田先生!」 というカードをもつ集団を発見。 迎えに来てもらえたのか、という安心感だった。 フェリーの階段を降りて、その集団に近づく。 「初めまして。山田と言います。」 「山田先生、待ってましたよ!」 「若いねー!」 「新しい教頭先生も同じ船だったから、教頭先生待ってから行こうね。」 そう言われ、教頭先生が車で船から降りてくるのを待つことに。 数分後、安倍教頭先生が車で降りてきた。 「皆さん、よろしくお願いします。」 50歳くらいだろうか、年相応に見えた。 「それでは、白川小中にとりあえず向かいましょう。」 取りまとめをしている先生の声かけで、みんなで白川小中学校へ向かうことになるらしい。 山田も、迎えに来てくれた先生の車の1台に乗り込み、白川小中学校へと向かったのだった。
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