第3話「屍の音」

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明治26年…某日この日「屍棺屋の伽時雨事件」の重要参考人である「穿燕頼行」を「確保」するのに成功した。際どい戦いであった為…捕らえるのに苦労した…成宮敬斗はこの日「屍の詩のひと欠片」を彼に見せた。 そしてその日から彼は消えることの無い…詩を聞きながらゆっくりと自身が死して行くのを待つ事になる。獄中での彼は毎日…何かに怯え…食事も満足に喉を通さなかったという。 その時に見えた彼の〘心〙は逕庭門の内側で怪しくゆらめいて酩酊していたっ!?そこから見える危うさを後の成宮敬斗は談笑しながら見ていたっ!!? そして…構築式の外側に見えた「屍の音」は穿燕頼行という男の心を呑み込むには充分な程だった。やがて…男の中に刻まれた…音が艶やかな音色を刻む時…「屍の詩」は完成される。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪                    END 穿燕頼行を確保することに成功した成宮は…宮家しか知らない隠し通路で彼を尋問していた。やがて1つ2つと質問が投げ付けられて…彼の中で…ゆっくりと溶け合う。そして穿燕は「次週」「過ち」「第4話へ続く」
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