我ら、毒グモ軍団

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《キンコ〜ン、カンコーン♪♪》 バレー部所属。 中学1年生、ひーちゃん。 僕は決してバレー部に入りたかった訳ではない。 野球部の部員募集に参加したら、何と1年生だけで100人以上。 そう、僕達の学校は13クラスのマンモス中学校。 人数を見てすぐに諦めた。 3年間、草むしりやボール拾いなんてまっぴらだ。 仕方なく、バレー部に入った。 しかし、ほとんど練習に行かない幽霊部員。 ある日、いつものように授業が終わり、トンズラしょうとしていたら、バレー部のメンバーが、ひーちゃんを捕まえようと教室の外で待ち構えていた。 直ぐに察知した。 帰りのホームルームが終わり、逃げた。 奴らは6人で追ってくる。 僕は廊下を必死に逃げた。 取り敢えず、何処かのクラスに逃げ込むぞ。 入ったクラスは1年生の他のクラス。 周りは唖然と見てる。 「ひーちゃん、どうしたん。」 声を掛けてくれたのは、骨太君だ。 (骨太君は小学校からの友達。 中学になって骨太君は柔道部に入っていた。 体格の良い奴だ。 骨格が太く骨太だ。) 「た、た、た、助けて!変な奴らが俺を追って、来るんちゃ!」 「分かった! ひーちゃん、ホーキ入れ棚に隠れり!」 (すみません。方言連発で行きます。) 「骨太君、誰なん? 今の変な奴。」 「あれが噂のひーちゃんちゃ! 逃亡者君とごっつ張る人物ちゃ!」 「えっ、逃亡者とごっつ張る奴なんておるん?」 「世の中は広いもんね! ボス君。」 ボス君はその後、仲良し軍団を率いるボス的存在になる男だ。 これが彼らとの始まりだった。
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