中村大和sideー謎が謎を呼ぶ事件ー

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「私のミスは記憶を無くした事。だけど、今は記憶を取り戻した。私は、亡くなっていった子供達の為に、アヤナミの人間達を闇に葬りたい。唯一私だけが、アヤナミの人間達の顔を覚えている。アヤナミにの人間達に、私が殺されるか、私が全員を殺すか、それしかない。出来ないなんて言葉は、私の中にはない。不可能を可能にしていく。それが私の生き方」 玲ちゃんの言葉に『上等だ』と言った煌弥。 俺達よりも、確かな腕を持つ玲ちゃんの生き方は不器用。 それでも、玲ちゃんは、ある意味、清々しい少女だと思えた。 「玲を煌蓮総本部に迎え入れる。それと同時に俺は命を賭けて玲を守り抜く」 煌弥の言葉に『もちろん』と答えた俺。 『歓迎』『よろしく』と涼と拓海が言った。 「ありがとう。なら、私は私の知識と技術を烏と煌蓮に捧げる。私は守られるだけの女じゃない。拳銃もナイフも自由に操る事が出来る。高い所に登り、そこからどうやって降りるかも、身体に染み付いている」 玲ちゃん言葉に『てめぇらしい』と言った煌弥は、僅かに口角を上げた。 「煌弥、ロビーにメンツ達を集める」 そう告げてから、涼と拓海と一緒に部屋を出た。
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