第三話 至高DE究極

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車内が盛り上がりが最高潮に達した辺りで目的地に到着する。今回は来たのは今は潰れてしまったバイキングの店だ。 お店あるあるなのだが、良い店ほど潰れやすいのだ。何故なら薄利多売で頑張っているからである。 この店も例にもれず、バイキングには珍しいサザエなどを置いていた。そして、それこそが俺達がこの店に来た理由である。 噂のサザエを探しにいくと、小ぶりでこそあるが確かにホンモノのサザエである。 だが、数が少ない。全部で10個ほどしかないのだ。他の人たちのことを考えると人数分程度にしておくのが妥当だろう。 「ハセ、サザエ全部取ってきたぞ!」 そう思うのも束の間、神が後ろから残ったサザエを全て持ってきた。そう、神の辞書に遠慮という文字は存在しないのだ。 その後も肉はもちろん、色々な食材を食いまくりバイキングを満喫する。 余談ではあるが、サザエの補給はなかった。 そして、腹がある程度ふくれた俺たちが駆け上がる次のステージの名を神が告げる。 「なぁ、バイキングの材料を使ってみんなで料理を作らないか?」 新たなステージにて、俺たちは食べ手から作り手にクラスチェンジしたのであった。
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