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「まあでも、びっくりしたよ。
昨日いきなり家政婦雇ったっていうから
どこで見つけた?
って聞いたら、街で拾った、って(笑)」
昴は出来上がったチャーハンを皿に盛り付けた。
「間違ってはないですね。拾われた身」
春太の表現に、花はクスッと笑った。
「それで、春太言ってたんだよ。
べっぴんさんだって。花さんのこと」
「え!?」
花は手を止め昴を見た。
そんな時奥の方から昴を呼ぶ貴一の声がして、
昴は行ってしまった。
残された花は、やり場の無い気持ちでいっぱいだった。
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