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苦笑して彼をフォローし、自分も彼の様に思っていたことを白状した。
「俺が激しいの好きだったのは……寂しさまぎらわせたり過去のこと思い出さない為だった気がするから……今はもう必要ないんだけど……」
照れながら微笑んで、紫崎を見上げる。
「今は……紫崎に激しく抱かれたいかも……」
それを聞いた紫崎の表情は、困っている様に見えたけど、また俺に口付けてくれた。
今度は激しく、俺をベットに組み敷きながら。
「ん……もう、放してやらないからっ……」
「んっ……」
まだ、これからのことで怖さはある。でも、今は紫崎の一途な気持ちを、ちゃんと受け止めたかった。
この時間に夢中で居たいから、まだ紫崎には話せない。
けど、いつかは紫崎との関係を周囲に報せて、祝福してもらえる様に頑張りたいって。
幸せを感じながら、打ち明けた時の彼の反応を想像して、俺は恋人に身も心も捧げていた。
end.
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