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「それとそれと私の名はオーデです。今後ともよろしく♪」
紳士、オーデは帽子を取り外し挨拶した。
紳士はシルクハットを取り外して礼を交わすもの。
二人は「こちらこそ、私は広瀬明日香です」
「ノーナです」と挨拶した。
オーデは小太りであまりハンサムとは言えない。しかし人柄は良さそうな人だった。
「そうそう退屈しのぎにガムでも如何ですかな?」
オーデは二人にガムを用意してくれた。
「うわぁいガムだオーデさんありがとう!」
「明日香先輩、これはなんですか?」
ノーナは明日香に聞いた。
「お嬢さんはガムを知らないんですか?」
オーデは逆に驚いた。
「ノーナはシャンティ王国から来たんです。だからだからここ(スイーツ国)に来て間もないからスイーツ王国ではどんなものがあるのかあまり知らなくて…」
ノーナは歯切れ悪く答えた。
「なるほどシャンティ王国から来た者はスイーツ王国でも手厚く支援しなさいと言われている。私も一紳士として力にならなければなりませんな」
とオーデは言った。
「でもでも、今はシュカシュカ先輩やチイチイママもいるし独りじゃないよ。おじさんもありがとう♪」
ノーナはニッコリ笑顔でこう言った。
そしてそして明日香やオーデからスイーツ国には何があるのかとかを聞きながらノーナは馬車に揺られながら進んだ。
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