あとがき

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あとがき

 ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。  一年ほど前に一度最後まで書いたお話を修正しつつ上げていたのですが、あまりにも直したい箇所が多く、文章はほとんど総とっかえぐらいの勢いでした。  途中で心折れそうにもなりましたが、やっぱり書くのが楽しかったのと、本棚に入れてくださったり、スターなど反応をくださる方々、読んでくださる方の存在が心強くてなんとか最後まで投稿することが出来ました。ありがとうございました。  これで陽希と青島のお話は一旦終わりになります。  機会があれば、その後の二人だったり、成山さんと良川の話なんかも書きたいなあとぼんやり思ってます。  本編ではうじうじして悩んでいるばっかりだった陽希ですが、愛せるだけで幸せだと気づいて振り切れた彼はこの先の人生でへこたれることがないので強いです。  むしろ、この先もうじうじし続けるのは青島のほうで、誰でもちょっとした軽い気持ちでやらかした。と言う経験は大なり小なりあるものだと思いますが、青島は覚えている最初で最後のやらかしが両親の赤い糸を切るというトラウマ級のものなので、なにか新しいことに一歩踏み出す、今までとは違うことをする、といったことにひどく臆病です。  根本的に自分に自信がないので、この先、陽希が心変わりしたかもと勘違いしてすったもんだというのもあります。が、強くなった陽希が全部受け止めて時には怒って良い方向に導いてくれることでしょう。  ここまでお付き合いくださった読者の方々、本当にありがとうございました。  この二人だけでなく、他にも書きたいお話がたくさんあるので、またどこかで会えたら暇つぶしにでも読んでいただけると嬉しいです。  瀬川香夜子
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