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束砂さん&五丁目さんプラス翡翠くんばーすでぃちょっと前♪サンタコス大作戦!
翡翠くんのサンタコスを見たい……。何だったら風くんと水くんのも……。
と思ってしまった束砂さんは十二月に入るとにょんたんずの衣装をついうっかり作ってしまい、作ってしまってから途方に暮れた。
「どうやって着せたらいいんですか!?」
伊織先生のスタジオメンバーたちは、お仕事だから着てくれるのだ。にょんたんずは無関係なのだ。
なんて黄昏れていると、ある日にょんたんずが伊織先生のスタジオを見学に来た。
見学に来たにょんたんずは真っ先に束砂さんのもとに駆けてくる。
「ねぇ束砂お姉ちゃん、今年のミニスカサンタ衣装作ったの束砂お姉ちゃんなんだよね? あれ僕らも着てみたいって思ってさ……」
恥ずかしそうに顔を赤らめる翡翠くん。束砂さんは神に祈った。神様ありがとう……。
「で、なんで私も巻き込まれるんですか? しかもまた新たに衣装作るんですか?」
「五丁目さん、ごめんなさい……。だって伊織先生が私たちのバースディパーティで主役にサンタコスしてもらおう! とか言い出すんですもの……」
「仕方ないですね。私に何か手伝えることがあったら言ってくださいね。あんまり無理はしないように」
「もちろんです!」
毎年、バースディパーティはサプライズだが、今年は事前に通知がある。束砂さんの衣装作りの締切日がそこなのだ。
張り切りに張り切って迎えた当日。最初ににょんたんずにミニスカサンタ衣装を着てもらう。
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