復讐の始まり

87/118
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/195ページ
「こちらです。」 手動の紙?の扉を開けると広い部屋に通された。 床は木ではなく草?が敷き詰められている。 しかも部屋の中央には、リビングテーブル位の高さの広いテーブルが置かれていた。 部屋の中には金庫があり、他にも掛け軸と壺?が置かれていた。 ぐるっと部屋を見渡すと入口の他にも紙のドアがある。 なんだろ? あの紙のドアは? 「どうぞ、ごゆっくり。」 私がキョロキョロしてたら、女将がお茶を入れてくれてた。 その後女将は一礼して部屋を退出して行った。 「ここはなんの部屋なのかな?」 紙のドアの向こう側を見るためドアを開くと……。 「何これ?」 布団? 2段に仕切られている部屋に布団がぎっしり詰まってた。 「そこは押し入れだ。 布団は後で敷いてくれるから、俺達には関係ない。」 お茶をすすりながらリベンさんが教えてくれた。 「じゃ、こっちは?」 木の仕切りに紙が貼り付けてあるドアを開けると。 もう1つ部屋があった。 しかもその向こうは窓がある。 横を見ると木のお風呂があった。 「コレ、どういう間取りよ?」 普通水周りはまとまっているよね? なんでこんなところにお風呂があるのよ? まあ、窓から景色は見やすいけど。 「ハハハ、旅館は初めてか? そこから庭を見ながらゆっくり風呂につかれるぞ。」 「ん? まあ、確かにそうだけど。」 変な間取りだよね。 見るもの見るもの新鮮……というか、奇妙な感じがするよ。
/195ページ

最初のコメントを投稿しよう!