小さな台風

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斎藤は飽きれつつ、二人のやり取りをじっと見つめて見守る。 「みゃーん(目がまわるにゃん)」 ぐるぐると目が回ってしまい、頭がくらくらする。 (副長、総司。小雪が目を回しているようです) その言葉に二人は小雪を見る。 『あー小雪!!もう…土方さんのせいですよ!!』 ((あ?俺のせいか?てめぇが…)) 『ああ…私の小雪が〜』 いつの間にか私の”沖田の“ものになったなだろうかと考える二人と一匹。 『それで…なんの用事ですか?ふくちょー』 また嫌味を込めて副長とつける。 ((てめぇがちゃんと片づけたか見に来ただけだ。一番組長さんよ)) こちらも嫌味で一番組長とつける。 『ちゃんと片づけてますよ、副長』
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