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嵐を呼ぶ
斎藤は用事があると行ってしまったため沖田は、一人で綺麗に片づけた。
『はぁ…やっと片づけた〜もう…めっ!ですからね!』
「にゃー(ごめんなさい)」
部屋を散らかした本人は沖田の邪魔にならないように押入れの中にいた。
沖田が終わったのと同時にヒョイッと飛び降りたが
「にゃ⁉(わっ)」
布団に足を取られて顔から落ちる。
ドスッと鈍い音と共に痛みが広がっていく。
「にゃーん(いたい…)」
『もう…猫のくせに鈍臭いですね。大丈夫ですか?』
沖田は拾い上げて自分と同じ目線に合わせる。
「にゃん(痛いけど大丈夫)」
『さて片付けたことですし、ご飯を食べに行きましょうか』
「にゃんにゃんにゃん(ごはんごはん)」
『フフッ…』
沖田は嬉しそうに微笑んだ。
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