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クリスマスディナーは紬ちゃんを中心に賑やかに進んだ。子供がいるってこういうことなんだなとうれしくなった。
夕食が終わる頃、高杉が手配してくれた杏と紬ちゃんの宿泊セットが届いた。
高杉が明日の予定を説明してくれる。
俺は、明日の午前中まではオフで、午後からはスポンサーへの挨拶や、雑誌の取材、テレビ出演が入っているとのことだった。
杏たちと過ごせるのは明日の朝食までのようだ。
心が通じ合ってより離れがたい。
高すぎと安西さんが、自分たちの部屋に引き上げていく。
3人になり、紬ちゃんが落ち着かない様子でキョロキョロしている。
「今日はここにお泊り?
タカトさんも?」
「そうだよ。お部屋の探検に行く?」
「タカトさんと行くー」
紬ちゃんと手をつないで、ベットルームやバスルームなどを見て回る。
「すっごくひろいねー
たかとさんも一緒にねんねする?
おっきいベッドで」
「いやー俺はお隣の部屋で寝るよ」
「なんでー?一緒にねんねしよー」
紬ちゃんが無邪気に誘ってくれるけどそういうわけには…
話題を変えるため
「紬ちゃんにクリスマスプレゼントがあるよー」
プレゼントを渡すと紬ちゃんがニコニコで開けてくれた。俺の選んだおもちゃをうれしそうにしてくれてるの幸せを感じる。
しばらく紬ちゃんとおもちゃで遊んでいる。その間に杏がお風呂の用意をしてくれた。
「つむーお風呂に入ろー」
「ええーまだ遊びたいー」
「お風呂に入ってからまた遊ぼ」
「ぜったいよやくそくよ」
家族ってこういう感じなのかな
俺も家族を持てるのかな
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