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あなたに逢いたい
《今から死のうと思います。今まで素敵な作品をたくさんありがとうございました。》
突然もらったメール。私は焦った。
《知浩さん!早まらないで!》
創作の手を止め慌てて返信したものの、それきり知浩さんからの連絡は途絶えた。期待した返事は来そうにない。
知浩さんは、私の作品のファンになってくれた最初の人だ。今では家族以上に親しみを感じている。絶対に死んでほしくない。
なのにどうして突然こんなことを? 知浩さんの身に何かあったのだろうか。心臓がドクンドクンと嫌な音を立てる。
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