21人が本棚に入れています
本棚に追加
/255ページ
「お茶冷たいの持っていってもいいでちゅか?今の位置も書き込みまちゅ」
「いいですよ。氷はかなり出来てるのでキラたんに沢山砕いて欲しいと言ってください。あ、冷凍室にはいる程度で」
「わかりまちたー!」
ポンポコリンのお腹で割れないコップを持ち、お茶にも氷を入れようとキラたんにお願いして砕いてもらう。
「ありがとでちゅ」
部屋で図面に線を引いてから、違う海図に島を書き込み、束砂しゃんに絵を書いてもらう。
「んー、何かおかしいでつ」
「良くある島と似てまちゅよ?4つ森があって真ん中に城はよく見まちゅ」
「普通は丸か四角でそんなに凸凹してないんでつ。でも、この島は少し歪んでいて、えーと、モンクの叫びみたいな顔の形?」
「上に2箇所森でちょ?下にもふたつ。灯台がここでぇ。ほんとでちゅ!浜辺はここでちた」
「上から見た時には丸に見えますた。でも、帰る時にプテちゃんに乗って先に戻ったんでつ。その時ここ、灯台の横凹んでますた」
「じゃあ、浜辺は?」
「暗くなってたからそこまでは。明日の朝また見に行きたいでつ」
「そちたら、無くなってるとこに布置いてきてくらはい。夜にプテちゃんに回収行ってもらう時に見つからなかったら満潮で見えないだけで形が変わったのかもしれないでちゅし」
「よく分かりませぬが、海が高くなるやつでつよね?帆でいいでしか?」
「シーアンカーにして欲しいでちゅ。流されないように岩に括って欲しいでちゅ」
「大人の人もつれていきまし。ワチだけだと怒られまし」
「ちょーでちた」
普通にプテちゃんに乗りたいと話しながら絵を完成させ、色を塗って完成。
出来たものを談話室に持っていき、お茶とコップも戻すと、ひたすら氷を運んでいるキラたん。
最初のコメントを投稿しよう!