🌌その日(昼)🌌

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幼馴染み いしまあやと 偉縞 綾斗 「俺から逃げよう、とか思わないでな。 もし、逃げたら… 地獄の果てまで追いかけて 次は逃げられないように 君の足首を切り落とすんだ そしたら、ずっと一緒にいられるだろ?」 …!? 私 しらはたみれい 白幡 美麗 「や、やだなあ…に、逃げるなんて… そんなことしないよぉ! だ、だから…足首を切り落とすなんて 物騒な事、言わないで…ねっ?」 本当は、すごく怖いけど… 彼、普段は普通の男子だし 深呼吸しながらゆっくり立ち上がったのに 足がもつれて、物陰から 飛び出すような感じになった! 幼馴染み いしまあやと 偉縞 綾斗 「っと、危ない! まったく…おっちょこちょいだな…」 素早く、抱き止められる! 私 しらはたみれい 白幡 美麗 「ぁうっ…あ、ありがとう…」 流れるような動作で 手を繋がれて、路地裏から連れ出された。 足が若干、震えてるけど 彼が支えてくれてるお陰で、なんとか歩ける… 幼馴染み いしまあやと 偉縞 綾斗 「いいんだ、じゃあ…行こうか。」 裏路地を出たあとは、駅前に来て 駅のそばにある、クレープのお店の行列に並ぶ。 私 しらはたみれい 白幡 美麗 「相変わらず…すごい、行列! ここ、いつも人が並んでるから なかなか、食べに来れなくて… なんか良かった♪」 さっきの事を忘れるように 私は、綾斗くんを微笑みながら、見上げる。
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