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幼馴染み
いしまあやと
偉縞 綾斗
「俺から逃げよう、とか思わないでな。
もし、逃げたら…
地獄の果てまで追いかけて
次は逃げられないように
君の足首を切り落とすんだ
そしたら、ずっと一緒にいられるだろ?」
…!?
私
しらはたみれい
白幡 美麗
「や、やだなあ…に、逃げるなんて…
そんなことしないよぉ!
だ、だから…足首を切り落とすなんて
物騒な事、言わないで…ねっ?」
本当は、すごく怖いけど…
彼、普段は普通の男子だし
深呼吸しながらゆっくり立ち上がったのに
足がもつれて、物陰から
飛び出すような感じになった!
幼馴染み
いしまあやと
偉縞 綾斗
「っと、危ない!
まったく…おっちょこちょいだな…」
素早く、抱き止められる!
私
しらはたみれい
白幡 美麗
「ぁうっ…あ、ありがとう…」
流れるような動作で
手を繋がれて、路地裏から連れ出された。
足が若干、震えてるけど
彼が支えてくれてるお陰で、なんとか歩ける…
幼馴染み
いしまあやと
偉縞 綾斗
「いいんだ、じゃあ…行こうか。」
裏路地を出たあとは、駅前に来て
駅のそばにある、クレープのお店の行列に並ぶ。
私
しらはたみれい
白幡 美麗
「相変わらず…すごい、行列!
ここ、いつも人が並んでるから
なかなか、食べに来れなくて…
なんか良かった♪」
さっきの事を忘れるように
私は、綾斗くんを微笑みながら、見上げる。
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