プロローグ

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プロローグ

私の23歳の誕生日。 お互いにいい人がいなかった私たちは、お酒を飲み、赤い顔をしながら約束をした。 「あーあ。彼氏全然出来ないな。このまま独身だったらどうしよう……」 「俺が隣にいてあげるよ」 「本当に?じゃあ、30までにお互いに相手がいなかったら、私たち結婚しない?」 酔った勢いで言った冗談のつもりだったのに……。 「美羽、約束したよね?婚姻届持ってきたよ」 まさか、こうなるなんて思ってなかったんだ──。
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