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「皆様に心配をかけていますし、陛下にもしっかり挨拶しますね」
「私もいるから大丈夫だ。当日はステファニーとヒルドも来るからね」
「ステファニー様とヒルド様は…………」
「ヒルドがステファニーをエスコートする事になっているよ。先日ヒルドに会ってその事を聞いたら、ヒルドがようやくステファニーに申し込んだらしい」
私は思わず顔が輝いてしまった。ついにヒルド様が勇気を出して、ステファニー様に申し込んだのね!
「ステファニー様も嬉しかったでしょうね……」
きっととびきり美しく女神のようなステファニー様が見られそうで、楽しみが増していくわ。
「ヒルドがステファニーの誕生日にジルコンの宝飾品を贈ったらしい。ステファニーの誕生石でもあるけど、ヒルドの色でもあるから、ステファニーも喜んだだろう……その時に申し込んだってヒルドが興奮して話していたよ」
その時のヒルド様の様子を思い出しているのか、テオ様は笑っている。私も想像して思わず笑ってしまった。
「舞踏会も楽しみですけど、お二人を見るのも楽しみです!」
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