深夜の顔
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三年前の夏のこと。
秋男
(
あきお
)
さんは、深夜に尿意を催し目を覚ました。 何時だろうかと思い、寝返りをうちながら枕元で充電していたスマホを開き、時刻を確認しようとした瞬間、まるで一緒にスマホを覗き込むように、薄ら笑いを浮かべた見知らぬ男の白い顔が暗闇から浮かび上がってきた。 秋男さんは驚き咄嗟に身を起こしたが、その瞬間にはもう男の顔は消え失せていたという。
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