「開発」、「創作」

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んじゃ、次は効果範囲を試してみよう。 完成した回復ポーションは一旦机の端に寄せて新しいガラス瓶とヒーリカ草を持ってくる。 水はガラス瓶に入れてヒーリカ草との距離を拳二つぶんくらい離した。 「『開発』」 すると先程のように時空が歪んでパンパカパーン。 「まじか。流石にこれは予想してなかった。」 「ここまでくると範囲を正確に調べる必要がありそーだな。」 「そうだね。」 てな訳で実験してみた結果、視界に入っていればOKってことが判明した。 ただ材料と何が出来上がるかってことを知らないと発動しないっぽい。 要は「発生」と「開発」があれば大抵のものが作れる。 今更ながらチートだな。下手すればラーメンとかも作れるんじゃないだろうか。 この世界にジャンクフードがないのは前世の記憶が蘇った今では大変辛い。 よし、今度試しに作ってみよ。 「つか、なんで時空の歪みが発生するんだろーな。過程をすっ飛ばすにしてもパァッと光らせればよかったんじゃねーの。」 「ふむ。確かにな。まぁ、俺の『空間掌握』が関わってんのかもしれないし、追々試してくってことでいいだろ。まだ試したいことは他にもたくさんあるんだしさ。」 「まーそうだな。そんじゃ、次は『創作』試してみるか。」
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