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1階のリビングに移動した俺と涼と拓海は、街にある全ての防犯カメラを、パソコンでチェックしていく。 「完全に防犯カメラの設置場所を避けている。それが出来るのも、黒の蝶なら納得出来る」 「拓海、あの少女を本当に黒の蝶だと思ってんのか?」 「聞いた話しでは、右肩に黒い蝶のタトゥーを入れてるらしい」 そんなやり取りをしていると、背後に気配を感じた。 何処かに行っていた煌弥が帰って来たのだと思ったのは、香水の匂い。 エゴイストプラチナムは、煌弥しかつけていないからだ。
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