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『…「晃」お前はプレイヤー… 賭けの対象となりギャラリーを楽しませる?』 「賭けの対象? 俺が? 「魔界族」に何かやらさせられる事?」 『そうだと思う? まず考えられるのはお前を誰かと対戦させ賭けの対象としギャラリーから「魔界族」は大金を稼ぐ事を… この裏カジノ大会はお前を懲らしめる為だけではないと? まあ、これも俺の想定だが?』 「…「魔界族」はかなりしたたかであり金儲けを考えているなぁ? 俺は具体的に何をやらされるのか? そのやらされる事が想定出来ればかなり余裕が持てると?」 『そうだなぁ「晃」… ゲーム内容を想定すると対戦バトルとして… 例えばバカラとかルーレットを行いプレイヤーとしてお前が誰かと対戦する。 その対戦をギャラリーが当てると言う単純なゲームであると…』 「すると「リュウジ」俺がバカラとかルーレットを行い勝つか負けるかをギャラリーが賭けると言う事だよなぁ?」 『その通りだ「晃」…』 「しかし、俺と対戦する相手そして俺の事なんてギャラリーは知らないぜ? そんなゲームにギャラリーは金をかけ楽しむか?」 『そうだなぁ? しかし何らかの方法で「龍」達「魔界族」がお前の情報を入手しギャラリーに提供出来れば可能だよなぁ? その他のプレイヤーも同様に? ゲームは至ってシンプルで単純ではあるが深く想定すると対戦するプレイヤーの知識などを情報としてギャラリーに提供すればうけるのでは無いか?』 「わたった「リュウジ」まずバカラやルーレットなどカジノゲームの知識をつける事にするよ… あとイカサマの見分け方なども? しかし、こんな風景をギャラリーが観ていて退屈では無いだろうか?」 『そうだなぁ… 想定できること… まだあるがお前にとって危険なことだ… それは2通りあるが…?』 俺がプレイヤーとしてその2通りある危険なことを「リュウジ」が語り始めた。
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