誹謗中傷的 アイドルの死

9.

「…「リュウジ」半ば強制的であるこの裏カジノへの参加…
何を目的としているのか？」

『…「晃」俺の想定では…
なんせお前のことが「龍」いや「魔界族」は気に入らないんだと…
それと恐れだ！』

「そんな単純なことで？」

『単純ではあるが深いと思う？
お前は何故会社を辞めた？
生活の伝手を捨てたんだぜ…
妹「アヤノ」さんの為に…
そして「アヤノ」さんの自殺の真相を知りたくなり警察に依頼したが既に課長である佐竹は「魔界族」の手下となり「アヤノ」さんの件を隠蔽していた…
だが、綾瀬さんの正義によって調査を開始したが…
佐竹のアシストもあり「魔界族」によって綾瀬さんは射殺された。
そんな恐怖があったが「晃」お前は悪に屈しなかった…
それを多分「魔界族」は恐れたのであると…』

「…「リュウジ」俺はそんなに強くないお前が居たから弱い俺は何とかここまで…」

『まあ、「魔界族」がお前をどうしたいか？
その目的ははっきりしない？
でもお前は裏カジノ大会に参加する…
そして俺は参加出来ない。
だから大会までの残り時間で想定できる対策を全て行おうと思う…』
「リュウジ」は裏カジノに参加出来ない後ろめたさがあるのか？
俺に発する言葉の口調は強く鋭かった。
『まず、裏カジノ大会でお前はギャラリーでありカジノにてその他の参加者と賭け事を行うのか？』

「…「リュウジ」それしか考えられないけど？
多分「魔界族」は賭け事をさせて俺から金を巻き上げる事をそれもイカサマで…？」

『…「晃」そんな事ならこんな大袈裟な裏カジノ大会なんて開く必要があるか？
金を巻き上げるだけだったらお前を脅し続ければいいことだと思うが？』

「そう言われればそうだよなぁ…」

『あ、ひょっとするとお前プレイヤーに？』

「え、「リュウジ」どう言うこと？」

『…「晃」それは？』

その後「リュウジ」が俺がプレイヤーとして想定したものを語り始めた。