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「…「リュウジ」プレイヤーとして危険なことっていったいなんだ?」 『…「晃」が言っていたようにギャラリーに飽きさせない… そして、楽しませ「魔界族」に収益をもたらすことは… まず一つはプレイヤーどうしが闘うことだ! これも想定だけど武器を使うまたは素手での格闘で… ギブアップするまで闘う… 最悪、殺し合うとか?』 「….「リュウジ」そこまでするのか?」 『分からないぞ「魔界族」はお前を懲らしめる為にやりかね無い… 奴ら「魔界族」は冷酷無比だから… ところで「晃」お前もし闘うとしたら?』 「え、産まれてこれまでケンカらしきことは? ああ、一度ケンカしてたなぁ… 確か高校時代に街で不良に絡まれて… まあ、俺は小学5年から高校1年まで柔道をそしてその頃ブームだったブルースリーに憧れてカンフー・空手をやったなぁ? 柔道は2段、空手は初段だぜ! そんな事でケンカには自信あったが武道はケンカに使うなって言われていたので絡まれても耐える一方だったが… しかし、不良に絡まれ何人もの奴らに蹴られ殴られで堪忍袋の緒が切れて5人の不良を叩きのめした事があったなぁ? それが唯一の武勇伝かなぁ… ハッハッ…」 『…「晃」凄いなぁ… 素手で闘う場合のシミュレーション出来るか? しかし、もし殺し合いだとしたらかなり覚悟がいると… その時の想定は難しいと思うがイメージだけでもトレーニングしておいてくれ…』 「…「リュウジ」難しいが殺されたら終わりだから危機感を脳と身体に伝達できるようにイメージし反復するよ!」 『そうしてくれ! そして、二つめは「魔界族」が造ったアトラクションをクリアするゲームだと… 俺の想定では廃墟ビル内にアトラクションが用意されそれをクリアするゲームであると? そのゲームはギャラリーが喜ぶようにかなり過酷なゲームとなっていて… 知ってるか? 「カイジ」って言う漫画、映画にもなった… 例えば「電流鉄線渡り」とか? 「電流鉄線」は地上74メートルに引かれた僅かな幅の鉄線を渡るゲームでゴールまで25メートルあり、鉄線には電流が流れていて抱きつく事が出来なくなっていると… まあ、そこまでは出来無いと思うが? このようなゲームが用意されれば… 「晃」運しか無いと?』 「そうか、そんなゲームをさせられるのか… 本当、不条理だよなぁ? でも「リュウジ」仕方ないのか? もし、二つめのゲームが想定されれば運に賭けてみるしか無いと?」 「リュウジ」は俺に想定できる裏カジノでのゲームを話し終えたのであった。
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