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「じゃあ、葵、帰ろうか」
「そうだな」
立ち上がると『バイバイ』と声をかけて歩き出すと『いつか、花の病室に顔を出してやって欲しい』と元夫が言うと『うん』と返事し病院を出た。
「大丈夫か？」
「実は、花ちゃんには今日あったんだ。」
「へ？」
「病室に会いに行ってたの。また顔を出すけど、望達には内緒にして貰ってたのにその日に会うって驚きだよね。
でも、すっきりしたよ」
桜の実家にタクシーで向かった。
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