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第3章 終焉…あなたを消した理由。
その翌日。
アルテミス「オリオン、オリオン。」
クレタ島の家へ帰らないオリオンの身を案じたアルテミスが海辺を探すと…
そこには…
愛するオリオンが変わり果てた姿となって横たわっておりました。
その頭には…
アルテミス「兄様!私を騙したの!」
アポロンから挑発されアルテミスが放った弓矢が刺さっておりました。
アポロン「理由はどうであれ、オリオンをこの世から消したのは…お前だ!」
アルテミス「オリオン、ごめんなさい。私があなたをこの世から消した理由は兄様に騙されたからです。」
アルテミスは冥界に降り
ハデスに頭を下げオリオンを蘇らせて欲しいと懇願したのですが…
ハデス「シーデがオリオンの隣にいたいと懇願する故、無理だ。それに死者を蘇らせるのは生死の理に反する。」
シーデから付きまとわれていたハデスからするとオリオンが冥界に来た事で救われた為還す事など不可能でした。
アルテミス「…」
アルテミスは冥界から戻ったものの
生きる希望を失ってしまいました。
レト「これてはアルテミスがあまりにも不憫ではありませんか?ゼウス様、オリオンを星座にして貰えませんか?」
アルテミスは月を空に昇らせる事も出来ないくらい気落ちしていたためしばらく夜空は月のない真っ暗闇でした。
それを案じたレトの懇願により、
ゼウスもオリオンを正座にしました。
ゼウス「オリオンを正座にしたから月の女神として逢いに行くが良い。」
こうしてアルテミスはオリオンに逢うため夜空に月を昇らせたのでした。
アルテミス「オリオン、愛してる。」
アルテミスを追い詰めたアポロンは、
ちなみにレトからお説教を受けました
レト「もう少し他の方法があったのではないのですか?この愚か者!」
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